Archiving

公共図書館は紙の管理に特化すべきではないか─あるいは「紙本位制」について

こういうことを言うと「保守派」みたいでかっこ悪いのですが、今日は暑すぎて頭がイカれてただけという言い訳がききそうなので、ちょっと言ってみようと思います。税金で運営する公共図書館は、紙の管理に特化するべきだ。まず、電子資料の「扱いやすさ」と…

出版社、著者、図書館、アーカイヴ〜本という「場」の管理人?

『マガジン航』にのっていた、ボブ・スタインの「メモ」がとってもおもしろいのでここに記します。 ネットワーク時代における出版の統一場理論 本のための綺麗で明るい場所 オリジナルによると、「統一場理論」が2008年9月の記事、「綺麗で明るい場所」が200…

文書のテキスト化 5 ― マークアップのお話 2

前回にひきつづき、TEIを中心にマークアップ言語のお話をしようと思います。このお話は、どこにでも書いてあるようなことですが、とりあえずコード化についてあまり知らないできたような歴史研究の愛好家に向けてトリセツさせていただくものであります。今回…

文書のテキスト化 4 ― マークアップのお話

紙媒体文書のテキスト化についてのお話を、ずいぶん前にはじめたはずであったのですが、なぜテキスト化をするのかというお話をして以来、カメラをいじったりしているあいだにすっかりわき道にそれ、忘却のかなたに置いてきてしまったのでありました。 しかし…

歴史研究のひとのための、テキスト化ことはじめ

前回のつづきで、TEI のお勉強にはいりたいと思ったのですが、いちおうこのブログはトリセツであることを目指していて、しかも一般に資料のデジタル化にそれほど熱心とはいえない歴史研究のひとたちをこっち側にひきこむことをひとつのねらいともしています…

文書のテキスト化 2

みんなで文書のテキスト化をしましょうよ、という前回のつづきのお話です。前回はお話の導入のはずだったのですが、歴史研究仲間のおばらくんからじっくりなコメントをもらったので、導入のつづきとしてあらためてエントリを書きます。今回は、主に歴史研究…

文書のテキスト化

今回のおはなしは、いいかげんみんなでよってたかって文書のテキスト・ファイル化をしましょうよというお話です。 書籍のテキスト化を進めているプロジェクトには、もはや誰にもおなじみの感があるプロジェクト・グーテンベルクや青空文庫などがあります。一…