デジタル・カメラで文書を複写する 6 ― 複写キットの見直し

この冬、東京に帰ってきたので、念願の電気屋さん・カメラ屋さんめぐりをしてきました。秋葉原は年末で超混んでそうなので新宿に行きました(ていうか、秋葉原にちゃんと行ったことないんですけどね。行ってみたいなあ)。東京のお店の店員さんたちは知識が豊富だし、漠然としたアイディアでも答えを出すのを手伝ってくれるし、やっぱりこういう面で東京はいいですね。デリーではこうはいきませんよ。複写で撮りためたデータのバックアップのためにハードディスクを買い足し、その後このお正月にぜひやろうとインドであたためていた思いつきを実現すべく、カメラ売り場に向かったのでした。


いままでのトリセツのおさらいですが、デジカメ複写で凝れるポイントはだいたいつぎのようなところです。

  1. コピー・スタンド/三脚
  2. レリーズ
  3. 照明
  4. カメラ本体


まずコピー・スタンド/三脚。これはカメラを固定するためのものですが、ずいぶん前に紹介したように、わたしはハクバさんのデジカメ撮影スタンドを愛用しています。とても良い製品だと思います。作りもしっかりしているし、携帯にも問題ありません。ラクナウでは常時携帯という状態になっています。唯一(わたしにとって)残念なのは、高さが515mmまでしかでない(ちょっとポールを斜めにするので、実際はもうちょっと低い)ということです。少し大きな版の資料だと全部入らないのですね。しかし、だからといって、延長ポールをかませることはできないつくりになっています(つくりが堅牢であることの裏返しでもあろうとは思うのですが)。そこで、この高さが出ない問題をどうするか、これがこのお正月企画その1です。


つぎにレリーズ。これもずいぶん前のエントリで紹介したように、エツミさんのレリーズ付ブラケットを購入することで、わたしにとっては解決済みの問題です。この製品については、当初はカメラの底面に接触するゴムの滑り止めと金具のあいだに塗られた接着剤がベトベト溶け出してきて、気持ち悪いしカメラのレンズとかに付着してしまうのではないかと夏場はハラハラしたものでしたが、冬の今は快適に使っています。このように、あまり不満はないのですが、デジスコ*1愛好家のかたたちの中で同様のレリーズ用アダプタを自作するひとが急増中だと小耳にはさんだので、複写大好きのわれわれもぜひやってみようではないか、ということなのです。これがお正月企画その2です。


それから照明。これは、もちろん本格的に凝ろうと思えばすごく奥の深い領域ですが、いまのラクナウでの調査では大きな機材を資料室に持ち込むのはまず不可能なので、とりあえずレフ板を新調しようと思います。といっても、いままではボール紙にアルミホイルを貼り付けただけのものを使っていたので、レフ板の選びかたからカメラ屋さんにきいてこようと思います。これがお正月企画その3ですね。


最後に、カメラ本体については、こないだのエントリで書きましたが、カメラ屋さんでちょっとだけ見聞をひろめたので、それもちょこっと書いてみようと思います。わたしは今までは機動力(と安さ)を優先して、コンパクト・デジタルカメラを選んできたのですが、当然一眼レフにはそのメリットがあるようです。一眼レフなんてほとんど触ったこともないので、これもゼロからカメラ屋さんに聞いてきます。といっても、お金ないので今は買えませんけど。でもそのうち絶対手にいれます!カメラのハードについてのお勉強がお正月企画その4です。


うーむ、最初はカメラのことなんて何の興味もなく、必要にかられて半分しかたなしにはじめたのに、少しずつ深みにはまっていってしまっているような・・・。まあ、悪いことじゃないですよね。そのようなわけで、今年のお正月は宿題がたくさんあって楽しく過ごせそうです。次回は、まずコピースタンドの高さが出ない問題のトリセツです。


デジタル・カメラで文書を複写する 1
デジタル・カメラで文書を複写する 2
デジタル・カメラで文書を複写する 3 ←三脚/スタンドが使えない場合
デジタル・カメラで文書を複写する 4 ― コピー・スタンド
デジタル・カメラで文書を複写する 5 ― コンパクト・デジタル・カメラの選びかた ←改訂中
デジタル・カメラで文書を複写する 6 ― 複写キットの見直し
デジタル・カメラで文書を複写する 7 ― アーム・三脚・複写台
デジタル・カメラで文書を複写する 8 ― アーム・三脚・複写台 2
デジタル・カメラで文書を複写する 9 ― 携帯用複写台
デジタル・カメラで文書を複写する 10 ― 携帯用複写台を自作 ←オススメ!!
デジタル・カメラで文書を複写する 11 ― 三脚で複写

*1:デジタルカメラとスコープを組み合わせて遠くの野鳥とかを撮影することです。デジスコドットコムとかごらんください。近くのものばっかり撮る複写とはまったく逆の世界ですが、楽しそうですねえ。いいなあ。そのうちはじめようかな。