書類や本への書き込みについて

会議やプレゼンなどで配られた書類や、本などの紙媒体の資料に手書きでメモを書き込むときの Tips おもいつきです。あたりまえといえばあたりまえのことですが。


1. 必ず色つきのペンで書き込みましょう。それも、赤や青のような基本的な色で、しかも色数はふたつくらいまでに抑えましょう。蛍光ペンはだめです。

2. スキャンするときに特定の色をドロップする機能があるスキャナ・ソフトを使いましょう。(ドキュメント・スキャナとして売られているものだとキャノンの ImageFormula や、エプソンのスキャナについているソフトだとこの機能が最初からついています)。


これだけです。スキャンするときに手書きで入れたメモをドロップするわけです。そのメリットは、手書き部分がドロップされると、OCRの読み取り精度があがるということです。さらにマイナーなメリットとしては、会議資料などで元の書類に手書きの訂正が入っていた場合、それと自分が入れたメモとを混同することがなくなるということもあります。特に、歴史研究で使うマニュスクリプトのコピーなどの場合これは重要ですね。


メモを残しておきたい場合は?メモをドロップしたファイルと残したファイルと両方とっておけばいいわけです。ストレージはどんどん安くなってますからディスク容量はそんなに気になりませんね。メモ入りのファイルを作るときはちゃんとファイル名にその情報を入れておくとあとで便利です。


三色ボールペンとかで色分けしてメモに意味を与えている場合は?うーん、それはやりかたを変えたほうがいいかもしれませんね。書類のOCR読み取り精度を上げることのメリットはかなり大きいですから、三色ボールペン法を捨てることのデメリットを上回るんじゃないかと思いますよ。むしろ、色ではなくて記号とかを駆使してみるというほうがいいかもしれませんね。


元の資料がカラーだった場合は?うーん、これは少しお手上げですね。メモは他の紙やパソコンにとっておくとかでしょうか。


どうでしょう。